ヤキモチ。



は船着場へ。

ヤム・クーは3階のの自室へ。

「あれ・・・?いないんだ・・・」

「・・どこいったんでしょう」



とてとてとて。
戻ろうとしたら、丁度すれちがったタイ・ホーを呼び止めて。



すたすたすた。
部屋を出たら、丁度の部屋に来ようとしてたらしいシーナと鉢合わせして。

「ヤム、どこにいるかしらない?」

さんなら、今ベットから動けませんよ」

苦笑いで返って来た答えは自分の部屋。
は軽くお礼を言って、船着場を出た。

にやりと意味深に笑ってやれば、シーナは驚いたように口をぱくぱくさせた。
まぁこれくらいの嘘ならいいでしょ、と思う。



仲間とすれ違いながら考えた。

シーナのワンテンポ遅れた大声を背に考えた。

どうして、ヤムだけにヤキモチなんか妬くのだろうか。

どうして、にだけ嫉妬したりするんだろうか。



『何、ヤム・クーって釣り好きなんだ』

『ええ、・・・まあ』


これが、始めて話した言葉。


そういえば味気ないな、とくすりと笑いが零れてしまった。



大広間に出て、エレベーターに向かう。



エレベーターを降りて、大広間に出る。







「あ」






これがもし、「恋」という形であったなら、もう少し理解が出来たのかもしれないけれど。





でもあたしたちの関係は。



でも俺達の関係は。









「ヤム・クーさん」


「なんでしょう」


「実はあたし、アナタにヤキモチというものを妬いたらしいデス」


「ああ、大丈夫ですよ。俺もですから」













馬鹿みたいに単純すぎて、複雑。












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ああ!!今回で終わらそうと思ってたのに!!
なんだかこういう書き方してみたくて、こんな感じに。
つーか読みにくくてすいません・・・。
ヤム・クー君ちょっとシーナにいぢわるをしてみました。
シーナっていじめ甲斐がありますねv
本当に、次こそ最後で。


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