瞳一郎様より




夜風に当りながら、酒を飲む。
満月に仲間達の歌声。
ゾロは仲間達から離れた甲板で一人で酒を楽しんでいた。
ゾロは夜が好きだった。
静寂に包まれ、輝く太陽も無く、在るのは闇と月の光。
静かに過ごせる時間。
そんな時間がゾロは好きだった。
 
ゾロはこの頃、物思いに耽る事が多かった。
原因は・・・ナミ。
ゾロの想い人だ。
サンジとナミが話していると・・・すごくいやだった。
恋、という感情なのか。
きっとサンジのことが好きなんだろう。
・・報われない恋、とはよくいったもんだ・・。
 
「ゾロぉ〜?」
耽っていたゾロの後ろから声が掛かる。
振り返ると、そこにはナミが立っていた。
・・しかも酔っ払っている・・・
「・・なんだ酔っ払い。」
「なんでこんなとこいんの?皆あっちに居て楽しそうよ?」
ナミは親指で後ろのキッチンを指差す。
「ん・・今はまだいかねぇ。」
「そう・・・」
そう言うとナミは、ゾロの隣に腰を降ろす。
内心ドキッとしてしまうゾロだが、それを隠すように酒を一気に飲み干す。
「うっわ・・凄い勢い・・・。」
ナミは少し驚きながらゾロを見る。
 
 
 
 
 
「ねぇゾロ・・あんた好きな人いんの?」
「・・・・・・・ッ!!ブッッ!!」
 
 
 
 
 
まるで中学生の様なものの尋ね方に、ゾロはブッ!と口に含んでいた
酒を出してしまう。
「やっっ!ちょっとぉ!汚いっつーの!!」
「お前が変な事聞くからだろう!」
急いで言い返すゾロにナミはクスクスっと笑う。
まるで子供みたいだ、と思う。
「あたしはねぇ〜、ゾロのこと大好き〜〜〜!!!」
行き成り夜の空に叫ぶナミに驚きを隠せないゾロ。
「〜〜〜!!!っっ!!おいっ!馬鹿なこと言ってんじゃねえ!!」
ナミの口元を掌で塞ぐ。
「・・・ふざけて言ってるんじゃないんだから。。。」
ナミはゾロの胸元へ顔を埋める。
ナミの行動で、ゾロの心拍数はまたあがる。
「ゾロはあたしのこと嫌いでも・・あたしは好きだよ・・・。」
ナミは瞳を閉じて、静かに言う。
 
 
 
 
 
 
 
「俺も・・・お前が好きだ・・・・。」
 
 
 
 
 

言った後、体が熱くなる。
ナミの顔を見ると・・・・・
 
 
 
 
 
「zzz・・・zzzzz・・・・」
「〜〜〜〜!!!このクソ女っ・・!!」
 
 
 
 
 
しかしそのあどけない寝顔を見ていると、怒りも収まってくる。
フッと苦笑して、ナミの背中に腕を回した。
「ったく、物騒な女・・・。」
ナミの体温が気持ちよく、ゾロもいつしか夢の住人になっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「・・・ロ・・・ゾロ・・ゾロッッ!!」
自分を呼ぶ声に目を覚ます。
目の前には・・・
「ったく!あんたは何時間寝てんのよっ!!」
仁王立ちしているナミ。
蘇ってくる昨日の出来事。
「オイ、ナミ、昨日・・」
「昨日?どうかしたの??」
何を言っているの?という眼差しで見てくる。
「・・もしかして、お前覚えてないのか?」
「だから何がっ!」
 
 
 
 
 
・・・洒落になんねーぜ・・・・。
 
 
 
 
 
三白眼の瞳を点にしてナミを見つめる。
「ったく・・ワケわかんない。じゃ、朝ご飯食べてるからね!」
そういい残すと、ナミはキッチンに向かって歩き始めた。
後には昨日飲んだ酒と、ゾロだけが残った。
 
 
 
 
 
 
 

「まだ言ってやんないんだから♪」
「ナミさん、何か今日はご機嫌ですね?」
「そお?サンジくん、お腹へっちゃったv」
「はいvただいまぁ〜vvvv」
 
 
 
 
 
 
 
fin
 
・・・っはい!
遅くなりましたvゾロ×ナミ小説ですv
全然駄目ですvはいv
ごめんなさいv(泣)
お鬼蓄(?)ナミサンですv
ゾロが可愛そうです(笑)
 
では☆(逃亡)



前にチャットで、ゾロナミはいいぜ!って話をしてて、
瞳ッちが書いてくれた品です!!
いやまじで、つぼだって、この二人v
やっぱゾロは少し哀れでないと!!
嬉しいわ!ありがてぇありがてぇ。





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