あれから12年経ち、は16に成った。
――ニィ・・はこんなに強くなったよ・・・
ちゃんと、ナルトの事も護ってるよ・・・
死んだと解っていても頭を撫でて欲しかった・・
あの頃の様に・・・
何時までも・・・
九尾の化け狐の事件以来は日に日に強くなっていった・・・
四代目が逝ってからもずっとナルトを護って来た・・・
死んだと解ってた。
でも信じたくなかった・・
初めて血族の私を兄弟と言ってくれた・・
いや、愛してくれた人だからこそ信じたくなかった・・
其れでも、は泣かなかった・・・
自分は忍だから泣けなかった・・・
「おーい、ナルトー!
起きなきゃ任務に遅れるよ〜」
「解ってるてばよー!」
今ではナルトと暮らしてる事で、ニィの事は吹っ切れたと思ってる。
何故ならナルトの中にはニィが封印した九尾が入ってるのだから・・・
その事がの救いだった・・・
「こらナルト!あんた之でも忍なの?
一人前の忍に成りたかったら之くらいちゃんとして任務をこなしなさい!!」
そう・・もうナルトも下忍になった。
今では『皆に認めさせてやるー!!』とか言って『火影を越す』とまで言い出した・・・
・・・恐ろしい程の力を持った『九尾』・・
・・そしてこの世界の総ての水の精を統一する水獣王『青龍』・・
化け物を持った者同士・・
しかし、の中の『青龍』の存在を知るものはこの里には二人と居ない・・
だが、ナルトの事は里の者全員が知ってる事だった・・
は辛かった・・
里の者から忌み嫌われるナルトを見ているのが・・
四代目から『英雄』と言われ、里の者に称えられる筈だったナルトを見ているのが・・
「起きるってばよ!!
俺ってば一人前の忍になる男なんだってばよ!!」
【一人前】【忍】という言葉にはやはり弱いナルトは、さっきまでが嘘みたいに即座に起きた。
「あんたは何でこんなに起こさないと起きないの?
忍なんだから其れくらいちゃんとしなさい!!
・・・所で、今日の任務は何なの?」
「ん?今日の任務は、唯の猫探しだってばよ!」
流石にDランクの任務くらいしか与えて貰えないか・・
っま!下忍だしね・・
Aランクとかは私達上忍・暗部位にしか来ないもんね
「めんどくさくない?
そんな任務ばっかりで」
私だったら絶対やらないな!!
「そうなんだってばよ!!
ネェちゃんもそうだったてばよ?」
「私は・・・」
「何だってばよ!!」
「・・ヒミツvv」
「(煤|□−)ずるいってばよ〜!!」
私の過去は、例えナルトであっても話せない・・・
・・・下忍試験は『人殺し』・・
下忍になったけど任務は、当時この里に来てから一度もした事がなかった・・
そして、初めてやった任務も『人殺し(暗殺)』だった。
・・・こんな私の過去を、ナルトに知られたくなかった・・
人殺しをして暮して来た私の過去を・・・・。
「ほら!早く行きなよ。
そうしないとサクラとサスケに又どやされるよ」
「行って来るってばよ!!」
言っちゃた・・
今日も一日ナルトが無事でいますよーに・・・
「さてと、私もジィの所に行かなきゃね〜」
何の任務かな?
暗部の方かな?
結局、ジィからの呼びつけは
ナルトと私がちゃんとした物食べているか如何かを聞きたかっただけだった
「こんにちは、・・ゴホッ
相変わらず貴方は元気そうですね」
この声はと後ろを振り返れば
思った通り、あの病弱忍者『月光ハヤテ』が立っていた。
「どーも!!
・・でも珍しいね、ハヤテがこの時間帯に此処に居るなんて。
何かあったの?」
「いえ、任務が終わったから報告書を出すために此処に居るんですよ・・ゴホッ
ゴホッ・・そんな事よりは知ってますか?
ついさっき、この里を出て少し行った所に霧隠れの忍が出た事を・・ゴホッ」
「えっ・・
き・・霧隠れ・・?」
・・何でこんな所に霧隠れの忍が居るの・・?
「で、そいつは如何なったの?」
「えぇ何でも、カカシさんの班を襲ったらしいですけど・・ゴホッ
捕まったらしいですよ・・・ゴホッ」
何かが起こる・・・
何か途轍もなく嫌な事が・・・
其れは何・・・
解らない・・・
・・私は・・行かなければいけない・・・
何故・・如何して・・・
・・ナルトの身に何かが起こる・・・
・・・お願い・・無事でいて・・・
「ハヤテ・・私、カカシ達追いかけて来る・・・」
「えっ!本気ですか?
カカシさん達は波の国に行ったんですよ。・・ゴホッ
霧忍も出たとさっきも言った筈です・・ゴホッ
今のあの国は貴方には危険すぎる・・ゴホッ」
「私を誰だと思ってるのハヤテ
木の葉暗部第一部隊隊長の『 』よ」
「・・・はぁ、今の貴方は何を言っても無駄ですね・・ゴホッ
貴方は自分の言った事を絶対に曲げない人ですから・・・
でも、無事に帰って来て下さいよ。さん・・ゴホッ」
「解ってるってば!!」
・・・私が行くまでお願いだから何も起らないで・・
・・・私から、ナルトを奪っていかないで
・・・じゃないと私・・
・・・又一人になっちゃう・・
・・・お願いだから
シナナイデ・・・
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感想→ハヤテさん登場でっす!!
何か現代編は過去編より書きにくい・・・
てか、何か段々よー解らへんよーになって来た。
カカシ先生出す言うときながら出でへんし(笑)
続編頂きましたぁ!
ハヤテがvハヤテハヤテハヤテ(止めてくれ)
いいオネェちゃんですvナルトが可愛いですね。
あんな弟なら私も欲しいです!!
次もよろしくお願いします、葉奈さん。
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